Vol.109 悲惨な音楽フェスFYRE炎上中

(こんなことがあったのか、悲惨過ぎるし無謀で頭が悪すぎる)

Netflixで配信中のドキュメンタリー「FYRE/夢に終わった史上最高のパーティー」を観た直後の感想だった。2017年4月に開催されたこのFyre Festivalとは、旬なモデルを起用し、盛大なPRを仕掛け、大々的に宣伝をした。そして小さな離島にある素晴らしい宿泊施設に泊まり、音楽やマリンスポーツを楽しめる高級フェスを謳ったもの。若き起業家ビリーマクファーランドとラッパーのジャルールが組んで企画されたそれはそれは素晴らしい内容(にみえた)だ。チケット代は100万円越え、最高額で約2750万円のパッケージもあるほどの究極のラグジュアリーで誰もが憧れ、大注目を浴びた。

しかし、蓋を開けてみると宿泊施設は震災用の簡易テントに食事はチーズだけがサンドされたパンというずさんな運営だった。なぜこうなってしまったのか。その経緯を当時関わった人たちのインタビューと映像で浮き彫りになってくる。この愚かな結果を生んだオーガナイザーのビリーマクファーランドにはその後、約100億円にもなる集団訴訟が起こり、2017年6月に逮捕。FYRE事業に関しての詐欺行為、投資家から約29億円を得るための文書偽造を認め、2018年10月に有罪確定し、6年の禁固刑で服役中だ。詐欺事件となった。

今回の件はSNSを駆使してPRする力はあるけれど、計画的に運営する力や冷静な判断、そして適応力がなさすぎたようにみえる。いちばんの問題点は最悪の事態になることが予想できていたのにもかかわらず、中止をしなかった愚かさ。もうね、失笑しか出てこないよ。こんな嘘みたいな話、本当にあるんだなあ。

f:id:naoohwada:20190325173722j:image