Vol.40 Ace Hotel Downtown

旅好きやホテル好きならその名を知らない人はいないだろう。わたし自身、憧れが強くいつか絶対に泊まるんだとずっと心に秘めていた。そして昨年、その想いをロサンゼルスで果たすことができた。

エースホテルは1999年にアメリカ・シアトルで誕生した。創業者のアレックス・カルダーウッドがクリエイターが集まる場として小さなホテルをオープンし、これが成功。その後はアメリカ国内だけではなくヨーロッパにも展開を広げた。現在はシアトル・ポートランド・ニューヨーク・ロサンゼルス・ロンドンなどアメリカを中心に9か所ほど展開している。エースホテルの特徴のひとつとしてイチから新しくホテルを造りあげるというわけではなく、古い建物をリノベーションしてデザインホテルに生まれ変わらせるという点がある。わたしが泊まったエースホテルDown TownLAは1927年築の歴史あるビル「United Artists Building」を基礎として2014年にオープンした。ビルの見ためは中世のヨーロッパのようなスパニッシュ・ゴシックスタイルだが、中に入るとオシャレな今流行りのデザイン性に優れたグッズが置いてあるフロントがあったり、カウンターではサードウェーブコーヒーの先駆け「Stumptown Coffee」のコーヒーが買えたりもできる。まさに「古さ(ヴィンテージ)」と「新しさ」の共存である。

客室は予想通りのシンプルでスタイリッシュ。もちろん小物やインテリアはいちいちおしゃれで、裏切られるポイントはなにひとつなかった。内装・インテリアは一部屋一部屋違うのも魅力のひとつで、次は違う部屋にも泊まってみたい。という新たな目標もできた。

いちばんのおすすめは最上階に「UPSTAIRS」というプール付きのルーフトップバーがあること。夜は雰囲気のある高層ビル群キレイな夜景が一望できる。わたしが訪れた時はちょうどそこで写真のイベントをやっていたから、音楽も大音量に鳴り響き盛り上がっていた。英語があちこちで飛び交いみんなが思い思いに過ごす中、わたしは憧れのホテルにいる達成感と高揚感、そして今回の旅について振り返るのだった。

今年の春、ビッグニュースが舞い込んだ。エースホテルが初のアジア進出、しかも京都にできるというのだ。2016年に閉館した「新風館」跡地に2019年末オープン予定で、外装デザインは建築家の隈健吾が担当するとのこと。2020年のお正月は京都で過ごそうかな。なんだか今から楽しみで仕方がない。

929 South Broadway, Down Town, Los Angeles, CA, USA

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